アイルトン・セナ・ダ・シルバ

もうひとりの僕のヒーローでした。

鈴鹿でＦ１が開催されるようになった頃は
まさに、セナ、プロスト、マンセルの時代でしたね。
　
ブラジルのサンパウロの裕福な地主の家に
アイルトンは、大切な跡取りの長男として生まれます。
４歳のときにカートを与えられ、自宅の広大な敷地の中には
専用のレーシングカートのコースがあったんだそうです。
　
セナという姓は、実は彼の母方のものです。
Ｆ１にステップアップするまでは、父方の姓のダ・シルバでしたが
この頃から進路を巡って父親との確執が始まったみたいです。
　
彼の走りは、音速の貴公子と呼ばれるほど
ラテンの血を感じさせる、とてもセクシーなものでした。
理詰めの「教授」のプロストや、強引な「荒法師」のマンセルとは
違う次元の、しなやかで天才肌の走り方でしたねぇ・・
　
もっとも凄かったのは、１９９２年のモナコＧＰ・・
最後の数周、べったりと後ろにつかれたマンセルの攻撃を
見事に抑えて優勝しました。