伊勢神宮

　
もうじきお正月・・
伊勢神宮は歴史も古く、日本でも有数の参拝者が訪れる神社ですが
その起源について、いつろうの説を書いてみます。
　
京都や奈良に都があったにも関わらず
辺境の地であった伊勢に重要な神社が造られたのか・・？
　
伊勢神宮は、元々、京都府福知山市の山の中にありました。
いまでもそこには、元伊勢神社という、古い神社が残されています。
日本の神話のひとつ、日本書紀では、そこから倭比売命（ヤマトヒメノミコト）が
伊賀、近江、美濃のと渡り歩いて。最後に伊勢に落ち着いたと記述されています。
　
キーワードは、転々とした各地に残っている丹生という地名・・
丹とは水銀のことで、伊勢の街から海に流れ込む櫛田川の上流にある丹生は
日本でも有数の水銀の産地だったのです。
　
伊勢神宮

水銀は、古来、流れる金属として珍重されてきました。
薬や、防腐剤として埋葬時に使用したり、朱塗りの顔料の他に
金を溶かしてしまうという特性がありました。
　
水銀に金を溶かすと、粘土状のアマルガムという材料になります。
これを金属の表面に塗って加熱すると、水銀は蒸発して金だけ残る事から
原始的な金メッキの手法として、仏像の製作などに多用されたようです。
　
８世紀、聖武天皇が仏教をもって国を統治しようとしていた頃
各地に建立した国分寺や、奈良の東大寺の大仏の製作に、大量の水銀が
必要だったと推測されます。そう考えると、伊勢は、当時の先端テクノロジーの
重要な生産拠点だったのではないでしょうか・・？
　
伊勢神宮には、三種の神器のひとつの鏡があると言われています。
八咫鏡（やたのかがみ）とは、８咫の鏡（直径４６センチ）という意味で
とても大きな鏡という意味もあるらしいんですが、当時の工業技術で
そんなものが作れたのかというと、とても疑わしいと思います。
　
でも、盆に水銀を張ったら、なんぼでも可能だっただろうなぁとは思います。
三種の神器の八咫鏡とは、天皇家が伊勢の水銀を支配している事の
象徴だったのではなかったのかなぁとも思います。

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クリスマス

　
１２月２５日をクリスマスと定めたのは
じつは西暦３２５年、ニケアという街で開かれた公会議で
それ以前は、キリストの生誕日は、まちまちだったんだそうです。
　
それでは、何故、１２月２５日を選んだのか・・？
それは、当時のローマ帝国で、キリスト教より先に流行っていた
古代ペルシアを起源とするミトラ教が、ミトラ神の誕生日にしていて
祝日だったからというのが、いちばん信憑性のある推測です。
　
たぶん、最大のライバルと同化しようとしたのでしょう・・
また逆に、ミトラ教からもいろいろなものを吸収したみたいです。
　
それでは、なぜ、冬至であった１２月２５日だったのかというと
この日に、太陽の力が最も衰えた後（死）、力を取り戻す事から（生誕）
太陽神であるミトラ神の誕生日とされたみたいです。
　
ちなみに、ミトラ神は、仏教にも同化されていて
世界の終末に民衆を救う救世主・弥勒菩薩になっているみたいです。
　
ゲルマンの地では、ユールという冬至の祭りがあります。
キリスト教との同化がありましたが、かの地ではクリスマスとは言わず
ユールというんだそうです。
　
フランス語では、ノエル・・
生誕という意味です。

ジャック・オ・ランタン

　
ハロウィンのカボチャの灯籠です。
　
ちょうちんのジャックという意味で
イギリスやアイルランドに残っていた民話が起源です。
　
諸説がありますが、いちばん有名なのは
悪賢いジャックと呼ばれる農夫が悪魔を騙したという話・・
　
ジャックは死んだ後、地獄に落ちないよう悪魔と契約します。
でも、生前の行いの悪さから、天国に入ることも許されなくて
カブに憑依して、この世を彷徨っているのだそうです。
カボチャになったのはアメリカに習慣が伝わってからだそうです。
　
実は、ここにも、ケルト人の民話が強く影響しています。
ローマの同化政策によって不必要になり迫害されたドルイド僧達や
逃げ延びたケルト人達は、ドーバー海峡を越えてイギリスへ・・
イギリスもローマ化すると、アイルランドへと渡っていきました。
その課程で、伝説も伝わっていったようです。
　
もともとは鬼火の事だったみたいです。

ハロウィン

　
そういえば、昨晩はハロウィーンでした。
諸聖人の日（万聖節）の前夜に行うカトリックの行事ですが
実は、ケルト人のサウィンという収穫感謝祭が起源だったらしいです。
　
紀元の少し前、ユリウス・カエサルによって征服されて
ローマに組み込まれますが、そこには諸族に分かれたケルト人が住んでいました。
いまのフランス、スイス、ベルギー、オランダの西部、それにドイツのライン川西域で
ローマではガリアと呼ばれていました。
　
ドルイド教という独自の宗教を持ち、独自の文化を持っていましたが
ローマに属州として組み込まれる事で、ローマの同化政策で、しだいにローマ化し
ドルイド教から、ギリシア教をベースとしたローマ教へと信仰も変わっていき
やがてキリスト教が伝わるとキリスト教化していったようです。
　
じつは、１０月３１日は、彼らにとっては、１年の最後の日（大晦日）で
秋の収穫を感謝するのと同時に、その夜には先祖達の霊が帰ってくると
言い伝えられていたみたいです。
　
だからお化けの仮装をするのかも知れませんね。

　
現在の地図と比べてみると、国や都市の名称が違っていたり
微妙に面影が残っているのが面白いです。

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古事記

　
めちゃ、ぶ厚いです・・(^^;)／

子供の頃から神話が好きで
古事記、ローマ神話、北欧神話、ケルト神話など
いろいろ読んできましたけど、日曜日の夕方に、近所の大きな書店に寄ったら
こんな本があったので買ってみました。
　
いままでの古事記の印象は、とにかく文面が堅かったんですけど
これは、語り部が話して聞かせるような形式を採っているので読みやすいです。
まだ、読み始めたばかりで、国作りのところですけど
なかなか面白いです。

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