息子に残していく言葉

　
このブログの事を君は薄々存在だけは知っているだろうが
アドレスも知らないし、読む事もないだろうから、ひょっとして
君が読んだとしても、それは僕とは会えなくなってからの事だろう。
これを読んで何かを感じてくれたら僕は幸せだと思う。
　
まだ君は若い。だから僕の言っている事の十分の一もわからない。
でも、そんな事は恥じなくてもいい。僕もそうだったし、祖父ちゃんも
曾祖父ちゃんも、その前も、その前もそうだったんだから...
わが家は夭逝な上に男子の成長の遅い家系なのだから...
　
墓には来なくていい。ただの石ころに過ぎない。
そこに僕は居ない。そんな暇があったら前を向いて歩きなさい。
わからない事があったら、言葉を思い出しなさい。背中を思い出しなさい。
それらは、きっと君の力になってくれるだろう。
　
馬鹿な事や無鉄砲を僕は叱ったりしていたが
内心は誇らしく思っていたんだよ。かつて僕もそうだったから...
馬鹿な事は、やってみないと馬鹿な事だってわからない。無鉄砲も同じだ。
でも勇気あるチャレンジは、いくつになっても決して忘れないでくれ。
　
人を大切にできる男になれ。
人の哀しみを思いやれる男になれ。
もしも君が人を率いる立場になる事ができたら
追い風が吹いたら背中を押してやれ。向かい風の時は盾になってやれ。
　
以上、健闘を祈る。