スパ・フランコルシャン

とても難しい名物高速サーキットです。

今週はＦ１のベルギーＧＰです。
スパ・フランコルシャンという、１９２０年に完成した
山の中にあって高低差の激しい、Ｆ１屈指の難コースで開催されます。
　
上の動画で解説しているのは、往年のチャンピオンのニキ・ラウダで
走っているのはミハイル・シューマッハです。新旧のフェラーリのエースです。

　


中でも、いちばん難しいのが、オー・ルージュ（上の画像）と呼ばれる箇所・・
急に勾配の強い上り坂になって、緩やかに左右に振られながら駆け上がっていきます。
画像は坂の上から見た景色です。
　
上の動画の最初の頃に出てきますけど
視点が低いドライバーの眼には、目の前に迫ってくる巨大な壁に見えるとか・・
また、馬の背あたりでは、前の路面がまったく見えなくなってしまうという難箇所で
ここを時速３００ｋｍで走り抜けていくので、事故も多く、損傷も激しいのです。
　
また、急な上り坂の為、車体やドライバーに下方向の強いＧ（遠心力）がかかるので
車体がサスペンションの限界を超えて、地面に接触してしまうので、激しい火花が出ます。
　
ちなみに、オー・ルージュ（Eau Rouge）とは、赤い川という意味で
近くに小川が流れていて、鉄分の多いせいで赤く見えるからだそうです。
　

　　
もうひとつ難しいのが、天候が変わりやすいという事・・
急に局地的に雨が降ってきたりするので、周回を重ねているうちに
突然、状況が変わって、それでコースアウトしてしまったりするそうです。